その後、ナビを買い直ししたため、SSDが余ってしまった。
せっかくのSSD、PCの高速化にでも使おうかと考えていたが、購入したのはナビに合わせたためIDEタイプ。SATAだったらメインPCのCドライブとして使えたのに・・・
そんなこんなで放置していたのだが、ふと寝室で使用しているPanasonicのLet's Note「CF-W5」がIDEだったのを思い出した。
XPだが、最近はWindows Updateのパッチを当てまくったため当初より重くなっているし、なんといってもガリガリうるさい。
そこで、このCF-W5の高速化を目的として、HDDからSSDへの換装をやってみることにした*1。
まずは分解。Let's Noteは、各社ノートPCの中でも、HDDを取り出すまでの難易度が高い。ねじ数個でHDDが取り出せる機種もある中、ほぼ全体を分解しないと取り出すことが出来ない。
CF-W5の分解は、「CF-W5 分解」などで検索して出てきた下記サイトを参考にした。
- Panasonic レッツノート CF-W5 ハードディスクの交換・換装方法なら分解web
- http://www.bunkai.jp/note/panasonic/cf-w5.html
ドライバを用意して、分解開始。
まずは裏返して、裏側のねじを全部外す。Let's Noteはねじの種類が多すぎて、再度取り付ける際にどこにどれを付ければいいか分からなくなる。仕事でも何台かLet's Noteを分解した経験があるので、この面倒くささと大変さは嫌というほど知っている・・・その経験から生まれたものだが、ねじを外したら、そのねじ穴の近くに都度セロテープでねじを固定する方法をとっている。
拡大するとこんな感じ。
裏のねじを外したら、今度は表側。
先ほどのサイトを参考にして分解していき、ほぼ全部分解しないと取り出せないHDDを取り出す。
今回は環境移行をしたいため、HDDの内容をSSDにコピーする。ちなみにSSDは、CFDの「CSSD-PNM64WJ2」64GB。実売1万ちょっと。
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これら2台を1つのPCに接続し、データコピーを実施。コピーには、ディスクイメージを丸ごとコピーできる、フリーの「EASEUS Disk Copy」を使用。
- 窓の杜 - 【REVIEW】HDD内のデータを丸ごと別HDDへコピーできるフリーソフト「EASEUS Disk Copy」
- http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/08/26/easeusdiskcopy.html
しかし、自分の環境ではなぜかコピーエラー多発。しかも、途中で止ってしまう・・・仕方が無いので、
- まず、SSDにWindows XPをインストール(SSDの動作確認のため)
- SSDとHDDを別のWindows PCに接続
- Windows上でHDD→SSDへのファイルコピー実施(「pagefile.sys」などのファイルを除き)
- パーティション編集ツールでMBRをコピー
という手順で移行作業することになった。
(通常は「EASEUS Disk Copy」で問題なくコピーできるはず。自分もこのツールは何度となく使用しているので。おそらく、コピー元のHDDにエラーセクターが多かったのではと推測。)
そしてLet's NoteにSSDを戻す。ねじはテープで固定していたので、紛失&間違うことなく、すんなり元に戻せた。キーボードの鉄板は多少曲がってしまったが・・・
これでWindowsを起動してみる。とりあえず、ファイルコピーでも問題なく動作することを確認。ちなみに、昔のLet's Noteでよくあった「41番ピンを折る(へし折る・コネクタに刺さらないよう曲げる)」作業はCF-W5では不要で、そのまま社外品のHDD/SSDが認識するようだ。
そして起動・・・めちゃくちゃ早くなった!
最初の黒背景にWindowsロゴ画面は、以前は30秒ぐらい表示されていたが、今は5秒程度。かなりいい。
ログインして使用してみるものの、それぞれの動作がきびきび動く。しかも、HDDのカリカリ音が聞こえないので、遅いときにこの音でさらにイライラすることも無くなった。
メモリも増設可能容量いっぱいに搭載しており、CPUの交換がきかない古いノートPCにおいて、残された唯一の性能向上策。しかし、その効果は抜群。買い換える予算が無い方は、64GB程度なら1万程度の出費でWindowsの劇的な高速化が望めるので、オススメです。
最後に、Crystal Disk Markの結果でも。
まずは変更前、純正のHDD「TOSHIBA MK6034GAX」にて。
そして交換後。SSD「CSSD-PNM64WJ2にて。
リード3倍、ライド5倍の向上。ランダムアクセスにおいては、リード32倍、ライト14倍の向上と、かなりのスペックアップ。
Windowsの日常使いでは、かなり高速化されたことを体感できるはずだ。
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*1:会社からの貸与品であり、元々はリモートメンテナンス用として付与されている