以前から使用している、マイカーのカーナビ「サイバーナビ」。今の車を新車で購入したときに付けてもらった。
その後、サイバーナビの高精度さに惚れ込んだ。地図のきれいさ、案内・自社位置の正確さ、そしてオーディオ系の操作の良さと再生能力。特にオーディオは、PCと接続して、手持ちのmp3がそのまま転送できるのが非常に便利だ。
しかし、使い続けていて一つだけ不満が。
それは、mp3のデータを入れるHDD容量が少ないこと。10GB用意されているのだが、自分の使い方ではあっという間に10GB埋まってしまうのであった。
そこで、これまで「ナビHDD換装」と題して、サイバーナビのHDDを大容量HDDへの交換に試みたり、SSD化に試みたりした。
結果的には容量アップに成功したのだが、やはり純正ではないためか、時々フリーズしてしまう。また、HDD換装のために純正HDDのロック解除やバックアップ作業を行っていたが、たまにHDDがお亡くなりになってしまい、2回の修理で計6万円の出費も経験している。
さらに、HDDの地図更新が悩み事で、更新代に2万近くかかるのも大変だし、SSDの方でバージョンアップするわけにも行かず、この場合、
など、非常に手間がかかるため、換装後はアップデートが非常に手間がかかる。
これらのことを考慮してあれこれ考えた結果、新型のサイバーナビ「AVIC-VH9990」に買い換えることを決意した。
まず、新型は20万円ぐらいで買えるという点。今のサイバーナビは30万以上したのだが、新型は定価自体が安くなっており、機能・性能がアップしている割に安くなっている。
特に、レスポンスが早くなるのと、地デジアンテナが2x2から4x4になり、感度がよくなってフルセグでみられる範囲が広くなる。
そして、これから先、換装したSSDで先に述べた欠点をだましだまし使うよりも、容量がアップした機種を買った方が、手っ取り早いという点。新型は現状の10GBが、40GBになり、約4倍。
これは同時に投資した費用を考えてのこと。今までの合計は、
- 修理:2回計6万
- HDD・SSD:1万円を2回で2万円
で、さらに地図を最新化すると考えた場合、
- 地図代:毎年2万円(新型は、3年分の地図無料更新サービスあり)
で、合計10万円以上がかかっている計算になる。これらの経緯から、プラス10万で性能・容量も上がり、地図は先3年無料で最新、さらに新品になる。
SSD化するに当たっての手間や時間分も加味すれば、プラス10万円で新型になるのであれば・・・ということで、発注!
Pioneer carrozzeria サイバーナビ 大容量HDD80GB 1D+1Dメインユニット7.0型ワイドVGAインダッシュ地デジ対応 AVIC-VH9990
- 出版社/メーカー: パイオニア
- 発売日: 2010/05/14
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価格.comの最安値の店で、5年保証込みで20万ジャストだった。ちなみにこの20万は、メインバンクの福岡銀行で「マイカーローン」として引き出してきた。オートローンは、銀行によってはナビなどの用度品にも使用できるようです。
で、到着。
あとはこれを、カー用品店や電装屋に持ち込んで取り付けを依頼して・・・とするのが一般的だが、
- カーナビの取り付けは、1万後半〜2万円と高額
- 元々カーナビが取り付けられていたため、面倒くさい各種信号線の取り出しがなく、ハーネスは用意されているため、原則メインユニットの交換だけで済む
という理由で、自分ですることにした。
午前中の会社でのトラブル対処を済ませたあと、作業のため近所のオートバックスに。作業はここの駐車場を借りてすることに。電装品の作業をするときはバッテリーを外してやったりするため、取り付け時に部品が足らなくなったとき、ある程度元に戻す手間があったり、場合によっては車が出せず買い出しに行けなくなる。そのため、大がかりな車DIYをするときは、カー用品店の駐車場で作業して、足りないときはいつでも買い出しに行ける体制で臨んでいる。
取り付け開始。
ハーネスも用意されているし、インパネのナビ部分だけ交換して、あとはつなぎ替えれば楽勝・・・と思っていたら、意外と大変だった。
ダイジェストでお送りすると、
- GPSユニットは、端子の形状が変わっていたため、古いのを取り外して配線からやり直し。
- フィルムアンテナも端子の形状が変わっていたため、剥がして付け直し。引き込みもやり直し。
- 古いナビは地デジ・地アナチューナーが分離しており、助手席下に取り回されていたため、外すのが大変。
- センターコンソールは奥行きにゆとりが無く、配線がたくさんあるサイバーナビがインパネになかなか収まらない。
などなど。
まずは、センターコンソールを外して、古いナビを取り出す。そして、新しいナビをねじ止めし、電源・オーディオ関連のハーネスを差し込む。このハーネスは使い回しが可能だったため、細かい配線をせずに済んだ。電源を入れてみて軽く動作テスト。問題ないようだ。
邪魔になるので、ハーネスはそのあと一旦取り外した。
次に、既存のフィルムアンテナを剥がす作業。Aピラーを外して、ケーブルを取り除いていく。
フィルムアンテナ用のケーブルをどうやって隠蔽しているのかなと思っていたら、ガラスと天井の内装との隙間に入れ込んでいるだけだったことが判明。これは楽でいいや。
フィルムアンテナ自体は使い捨てになっちゃうので、フィルムを剥がすのだが、これが大変。なかなか剥がれず。すかさずオートバックスに行き、シール剥がしを買ってきて作業した。
古い方は地アナアンテナもあったため、ケーブルが太く、フィルムアンテナの貼られている領域も多くて、結構苦戦。
そして、今回一番大変だった作業。助手席下の地デジ・地アナチューナー取り外し。アンテナなどの太いケーブル数本が、Aピラーからグローブボックスの裏、助手席開口部下の内張を通って、助手席下に開けられた穴から出ていた。これがなかなか外れない。
一部のケーブルは、グローブボックスの裏で巻かれており、これが原因で外れなかったりと、色々試行錯誤して1つずつ外れない要因を探しまくった。
取り回しを変えたりして、何とか全部取り外すことに成功。
古いナビの構成部品が全部取れたら、新しいナビの新設作業。GPSなども再度取り付け直す。
フィルムアンテナは、地デジになりかなりシンプルに。
シンプルだけど、A型の性格からか、垂直になってなかったり、綺麗に貼れないといやなので、余計に時間がかかった。これをフロントガラスの両端に2つずつ取り付け、古いアンテナケーブルを外したときと同じ要領で、フロントガラスと天井内張の隙間を通して、グローブボックスからセンターコンソールへ流した。
取り替えたり新設した配線をすべてセンターコンソールに持って行き、いよいよナビ取り付け。時間はもう20時、外は真っ暗。ここまで長かった。
ナビに各種配線・ハーネスを取り付けて、いよいよ固定。しかし、ここで問題が!
ナビがインパネに入りきらない・・・たぶんケーブルが多すぎて、奥行きが確保できず最後まで入らない様子。
それでも、何度か試行錯誤していくと・・・今度はETCを認識しなくなった。どうやらどれかの配線が切れてしまったようだ。しかし、暗くなり配線がよく見えない。
とりあえずナビ本体は動作するようなので、このままの状態で本日の作業は終了。固定せずに車を運転して自宅に帰った。
明日続きをやらなければ。ETCへの電源供給断の原因が単純なものであればいいのだが、ETCが壊れたのならいやだなー。
ちなみに今回、交換に当たって必要なパーツ等を追加購入。
まず、Bluetoothユニット。VH009用は使用できないため、「ND-BT10」を購入。
Pioneer carrozzeria Bluetoothユニット ND-BT10 ND-BT10
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次に、リアカメラ接続ユニット。ピンジャックじゃなくなったため、変換ケーブルが必要。カメラ端子変換コネクタ「RD-C100」を購入。
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ETCはVH009の時に購入した「ND-ETC4」を持っていたが、それはそのまま利用可のようだ。
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