masahirorの気まま記録簿

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滝とダムで癒しのドライブへ

祖母の家に来て2日目。せっかく祖母と従弟がいるので、ちょっと遊びに出かけることにした。
いつも祖母の家に帰ってきたときは、従弟が好きな丸山公園(鹿児島県肝属郡高山町)でゴーカートに乗って遊ぶのだが、というかそれぐらいしか遊ぶところがないんだけど、いつもいつも行ってるので、たまには趣向を凝らして別のところに行ってみることに。
何かないか聞くと、大口市付近に滝とダムがあるそうなので、癒しを求めてそれらを見に行くドライブに決定。
昼前、早速出発。吉松から大口までは、吉松〜栗野〜大口のコースだと道も広く楽なのだが、吉松〜大口と一気に行ける道もあるらしい。しかし、こっちは山越えの山道なのだが、たまには山道も走ってみたかったのでこちらを選択。走ってみると、まあ狭いこと。1車線で山越えの山道。しかし、最長部付近まで上ると、盆地一帯の景色が一望でき、眺めがよかった。天気もよかったので、窓開けて走るとすがすがしい気分。
山越えの後、1時間ぐらいで大口市に到着。ここからさらに「曽木の滝」へと向かう。

この「曽木の滝」は「東洋のナイアガラ」といわれているらしい。

横に長いタイプの滝は初めて見るかもしれない。いつも高いところから打たせ湯みたいに落ちてくる滝しか見たことないので。これはいい景色だ。
同じ場所に「洞窟きのこ園」というのがあったので、これも見てみる。地下に洞窟を掘って、そこできのこを栽培しているらしい。

中に入ると、たくさんのきのこが栽培されていた。しかもひんやりして涼しい、さすが洞窟だ・・・・・・と思って上を見たら、冷房ががんがんかかってた・・・

滝を後にして、川の下流目指して移動。途中、ダム建設のために使われなくなった「曽木発電所遺構」があったので、それも見ていく。反対側の川岸から、川の端に遺構となった発電所を見るのは、何となくノスタルジアな感じだ。


んで、その歴史も掲示されていた。勉強になる。
(クリックで拡大)

◆欧州の古城のような外観
 毎年春から秋にかけて、その遺構は湖底から欧州の古城を思わせる外観を伴い、姿を現す。ルネサンス様式の姿が人々を引きつけている。

 建設したのは「日本窒素肥料」(現チッソ)を興した野口遵(したがう)氏(1873〜1944)。明治も末期の1909年のことだ。優美なれんが造りで高さ13メートル、幅43メートル。

 発電所は約1.5キロ上流の曽木の滝から導水路を引き、水をためてドイツ製のタービン4基を回した。出力は当時としては国内最大級の6700キロ・ワットを誇ったと言われる。

 市内の鉱山に電気を送り、余剰電力は熊本県水俣市の日本窒素肥料で使われた。発電所周辺の集落では早くから電灯がともり、商店などが並びにぎわったという。

 だが、65年に鶴田ダムが完成。62戸が暮らした集落とともに湖底に消えた。それから約10年後、ダムの水位が調節されるようになると、再びその姿を見せるようになった。

 いま、遺構には年間数千人の観光客が訪れる。3年前からは市教委が毎年9月、対岸の公園で多彩なイベントを開催。水没集落の元住民に当時の様子を話してもらったり、遺構をバックにコンサートを開いたりしている。

 今年度からは5年計画で補強工事も始まった。大口市は「日本の化学工業の発展にも影響を与えた貴重な遺産を、これからもずっと後世に伝えていきたい」としている。

こういうのに興味を持つようになるって、自分も年を重ねてるって感じるなぁ。昔はほとんど興味も面白みも感じなかったのに。


そして川沿いの山道を走ること約30分、ようやく「鶴田ダム」に到着。


<ダムの上から>

<ダムの横から>


さすがに迫力がある。
ここで、昼から何も食べてないので、ダムの真横にある「大鶴ゆうゆう館」で食事。

ラーメンを注文。あっさりした、どちらかというと家庭的なラーメンであるが、こういう景色がよくて天気のいい日にこういう場所で食べるのは、むしろ、あっさりしてたほうが美味しい。


その後は一旦大口市に戻って買い物し、横川のおじさんの家に立ち寄って、最後は京町に行ってとんかつを食べた。運転でくたくたの後だったから、スタミナのあるものは大歓迎。

今日一日で色んなところを回ったけど、すんげー楽しかった。メーター見てみたら100km以上は走ってた。でも、あちこち立ち寄りながら、しかも高速とかじゃなくほとんど山道での100kmだから、気持ち的には300kmぐらい走った気分。
運転のし過ぎなのか、山道が多かったからなのか、単に寝違えただけなのか、家に帰り着いたら首が痛くて回らなかった。


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