前回八ンダの穴を開ける所で苦労したところまで。
マザーボードのコンデンサ取替え修理 Vol.1
http://d.hatena.ne.jp/masahiror/20050703/p1
前回の教訓で、「ワット数の低い半田ごてでは、PCパーツなどの多層基盤の半田は溶かしにくい」と分かった。前回は手持ちの20Wだったが、今回は60Wのやつを借りてきた。
早速取り替え再開。ちなみに僕のGA-8IRXで交換したいのはこの3箇所。
さすが60W、今までの苦労が嘘のように*1あっという間にハンダを溶して基盤の穴を開けることが出来た。その時弊害になったのが、まとめサイトで「反対側から竹串で押すと取れやすい」とあったので、20Wのごての時試したが、それが見事に折れて詰まっていた。なので今回は60Wでガンガン溶かしたあと、尖ったヤスリで押すといとも簡単に詰まりも取れた。
とりあえず全部開通し、購入した2種類のコンデンサのうちサイズも考えて、「ニチコン HN 6.3V 3300μF」をつけることに。
写真の左側。取り外したGCSと同じ容量でサイズもほぼ一緒。
ちなみに、取り外したGSCはこちら。
取り外しも無事終え、新しいコンデンサを取り付け。
うーん、上から見たら液漏れも無くなり、見た目もいいのだが・・・
20Wのこてで何度も試したせいか、かなり処理が汚い状態。これじゃ基盤を損傷して接触不良になりそうな感じ・・・
ともかく、取替えは無事終わったので元のPCに戻して起動確認。
VGAのBIOS画面→ピッ、ピ(普段より途切れる感じのビープ音)→BIOS画面→起動
どきどきしながら・・・無事起動しました。
いやー、嬉しい。1000円程度の修理で無事復活です。
ただ、しばらく使って気になったのは
- 起動後、メモリが1.5Gあるにもかかわらず、以前よりもっさりぎみになった。元々色んなソフト入れて重くしてるのだが。
- 再起動でつまづく。
特に2番目は致命的で、電源ON後一度再起動すると、BIOS画面まで表示され、WindowsXP起動のステータスバーまでは表示されるのだが、XP起動ロゴが出ずに黒画面でカーソルが点滅、そのまま起動が続かない様子。ただ、一度電源を落とすと何事も無く起動。やはりコンデンサの取り付けに問題があったのかなぁ。。。
なにはともかく、とりあえず電源ONにして1回目だとちゃんと起動して普通に使える*2ので、とりあえずは満足!無事、交換完了。
とはいえ、再起動時の失敗やもっさり感、常時立ち上げで火災にならないかすごく不安なのでしばらくは様子見。だいぶ時期も経ったし、思い切ってPCの構成見直してマザーボードから買いなおしてもいいかなーという気分にはなった。
<追記>それから1週間後
それから1週間ほど立ち上げっぱなしにして耐負荷試験。外出中はまさかの火事に気が気ではなかったが、問題なく動いてる様子。相変わらず、再起動したら立ち上げに失敗するのは変わらないが、普段使う分には何も問題ない様子。立ち上げ失敗の件もOS入れなおしたら戻りそうな気もするし、ひょっとしたらVGAボードの問題も考えられるのだが、とりあえずは動いてるのでメインPCとして今もバリバリ現役です。
ただ、せっかくなのでマザーボードを買いなおしたい。なるべつ仕様変更によるパーツの買い足しを抑えたいので調べてみたら、(GIgabyte信者の僕には)Socket478の最高峰「GA-8PENXP」が急激に欲しくなった。既存のパーツもほとんど流用できるし。
オークションをチェキして「GA-8PENXP」が出品されてたら、狙ってみるか。